許可事例

【許可事例】「不法残留歴あり」から永住許可申請へ

不法残留歴ありから永住許可申請へ

こんにちは。クオーレ外国人相談窓口です。
今回の許可事例は、当事務所でも特に大きな仕事となりました。
過去に短期滞在で入国した後、90日を超えて不法残留となるが在留特別許可を得、幾度か永住許可申請が不許可になったが、この度、無事、許可を得たというものです。

この外国人は、年収800万円、住民税の納税および年金の納付について滞納なし、預貯金1000万円以上、かつ、永住者の配偶者でした。

この時点で永住許可申請の要件は満たしているように見えましたが、ヒアリングを進めていくと、冒頭のとおり、過去に不法残留歴があることが判明しました。

不法残留歴があるといっても、在留特別許可により永住者の配偶者という身分系の在留資格に変更がされた、現在は在留期間5年で在留している。直近の在留期間更新許可申請も何事もなく5年で許可されている。

この点を鑑みると、永住許可申請が不許可になるわけがないと、自信をもって申請をしたわけですが、不許可となったわけです。私も補助者も、許可されるだろうと思っていましたが残念でした。

私が申請取次をする前に1度、本人申請で永住許可申請が不許可になっていることは聞いていました。しかし、入管の行政相談により不許可理由を聞いていなかったということで、この不許可理由がわからないまま私による1回目の申請取次をしたのですが、残念ながら不許可となりました。

1回目の申請取次で不許可となった理由を聞くため、当然ながら行政相談を受けましたが、行政相談を担当してくださった審査官は頑なに「本人のみ伝える。代理人や取次人には教えられない」の一点張りでした。

申請者にこの行政相談であったことをそのまま伝えましたが、申請者は過去の不法残留ことがあり「入管に行きたくない」と不許可理由を聞いてくれる様子はありません。

それほど入管が嫌いなわけですから、直近の在留期間更新許可申請のついでに不許可理由を聞きに行ってほしいと申請者に依頼しても、本人が入管で行政相談するはずもありません。結局その期間更新は私が申請取次をしました。

気を取り直して、2回目の永住許可申請をしました。申請者の状況は何も変わっていません。申請に際して、1回目に添付した理由書を2回目に添付しなかった、それだけです。

しかし、1回目同様、不許可となりました。

永住者の配偶者等ですから、理由書の未添付が不許可になった理由とは思えませんでした。1回目同様、不許可となった理由を聞くため行政相談を受けました。

1回目の審査官とは別の人でした。

2回目の審査官は、不許可となった理由を教えてくれました。

永住許可申請書に虚偽の記入があるとのこと。

守秘義務によりその内容は明記できませんが、これで永住許可を得るための方向性が見えました。

通常の永住許可申請では添付しないような書類を複数添付しました。もちろん日本語訳も添付しています。そして、永住許可申請書の記入を一部変更しました。

そして3回目の永住許可申請をしました。理由書は2回目同様に添付していません。

1回目2回目の永住許可申請に対し、不許可の通知が届いたのが、だいたい申請3か月後でした。

つまり3回目申請で、まずは3か月を経過することが目標となったわけです。

恐る恐る申請後3か月を迎えました。ほかの業務が忙しかったこともあって、3か月を経過したことに気づかず3か月を経過しました。

あとは資料追加があるかどうか。

と待っていると、だいたい5か月を経過したぐらいで、あのハガキが届いたのです。

8,000円にチェックの入ったあのハガキがです。

私は1回目申請から自信をもって申請したわけですが、結果的に3回も申請することになりました。

しかし、それは、2回目の不許可があり、行政相談によりその理由が判明したから、3回目申請で許可を得られたと思っています。

許可を得、新しい在留カードをもって申請者に会いに行ったとき、申請者は、3回目申請で不許可だったらあきらめる予定だったと話していました。

私は1回目申請で不許可になったとき、申請者には「必ず許可を得る」と伝え、報酬など費用負担がありながらも3回目申請まで何一つ文句も言わず付き合ってくれました。

その3回目で結果が得られたことに、申請者および取次者ともに(男同士)泣きそうになっていました。

今後、行政書士ができる仕事については、すべて私に依頼をしてくれると言ってくれました。

ほかの外国人が困っている場合、すべて私に連絡してくれると話してくれました。

不法残留歴があると自動的に不許可になるのではないかと思い込んでしまうような案件でしたが、そもそも不法残留歴があっても在留特別許可を得ると刑罰の対象にはならないことは私は知っていました。

本人申請を経て、私が1回目申請取次、2回目申請取次でようやく不許可理由を知ることができたわけです。

1回目の申請取次で不許可になったからといって、あのとき諦めていたら、今回の永住許可申請は得られなかった可能性もあったわけです。

「あきらめない」という姿勢は、今回の案件で、確固たる私の信念となりました。

もし、入管に対する申請により不許可となった案件がある場合、一度、私の相談してくれませんか?

申請回数が重なるかもしれませんが、不許可理由を得て、許可を得られる案件であれば全力で対応いたします。

この案件の申請代行料および成功報酬

書面収集・翻訳 申請代行料 成功報酬
1回目申請 0円 110,000円 0円
2回目申請 0円 0円 0円
3回目申請 33,000円 55,000円 110,000円

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